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SDGs:水鳥の楽園(みずどりのらくえん) 藤前干潟(ふじまえひがた)

更新日:2023年9月16日

名古屋市(なごやし)港区(みなとく)、稲永公園(いなえこうえん) の松林(まつばやし) を ぬけると 稲永ビジターセンターと 野鳥観察館(やちょうかんさつかん) が 見(み) えてきます。その向(む) こうには 広大(こうだい)な藤前干潟(ふじまえひがた)があります。


ここは、南半球(みなみはんきゅう) と北半球(きたはんきゅう) を旅(たび)する渡り鳥(わたりどり)たちの 重要(じゅうよう)な中継地点(ちゅうけいちてん)です。市(し)の中心地(ちゅうしんち)栄(さかえ)から わずか12kmの場所(ばしょ)です。


今(いま)から40年程前(ねんほどまえ)、年々(ねんねん)増(ふ)えるゴミのため、この藤前干潟はゴミで埋(う)め立(た)てられそうになりました。干潟を守(まも)ろうと立ち上がった市民(しみん)らが、ゴミ分別(ぶんべつ)とリサイクルを徹底(てってい)した結果(けっか)、ゴミ埋立量(うめたてりょう)を 10年で8割(わり)も減(へ)らすことができました。名古屋市民一丸(いちがん)となりゴミ削減へ大(おお)きな一歩(いっぽ)を踏(ふ)み出した、まさにターニングポイントといえる出来事(できごと)でした。


さらに 2002年(ねん)、藤前干潟は、ラムサール条約(じょうやく)の湿地(しっち)に登録(とうろく)されました。ラムサール条約とは、水鳥(みずどり)の生息地(せいそくち)として国際的(こくさいてき)に重要(じゅうよう)な湿地に関(かん)する条約です。現在(げんざい)、日本(にほん)に53ヶ所(しょ)、世界(せかい)に約(やく)2500ヶ所の湿地が 登録されているそうです。


「ゴミ削減で守られた湿地へ行(い)ってみよう!」ということで、SDGsチームのメンバーは、お弁当(べんとう)をもって藤前湿地へやってきました。稲永ビジターセンターに入ると、干潟にいる生き物(いきもの)(日本うなぎ、トビハゼ、ヤマトシジミ、エビ、カニなど)が水槽(すいそう)に展示(てんじ)されています。センターの方(かた)に、「藤前干潟の水鳥」と「藤前干潟の歴史(れきし)」についての動画(どうが)を上映(じょうえい)していただきました。


すぐ横(よこ)の名古屋市野鳥観察館には、水鳥を観察するための望遠鏡(ぼうえんきょう)が30台(だい)あり、だれでも自由(じゆう)に使(つか)えます。1階(かい)と2階の大(おお)きな窓(まど)から野鳥観察を 楽(たの)しめます。観察館の方(かた)にきけば、鳥(とり)の名前(なまえ)を教(おし)えてもらえますよ。


一階の黒板(こくばん)には、1日(いちにち)に観察された鳥の種類(しゅるい)と その数(かず)が、びっしりと記(しる)されています。年間(ねんかん)を通(とお)して 120種類以上(いじょう)の鳥を 見ることができるそうです。シギやチドリといった渡り鳥たちをふくめ、四季折々(しきおりおり)の野鳥に 会(あ)うことができます。


こんな素敵(すてき)な水鳥の楽園(らくえん)が 市内にあるとは、とても驚(おどろ)きました!みなさんも、ぜひ藤前干潟へ行ってみてくださいね。干潮(かんちょう)の時間帯(じかんたい)が おすすめです!



藤前干潟

稲永ビジターセンター

場所 名古屋市港区野跡4-11-2

名古屋市野鳥観察館

場所 稲永ビジターセンター隣




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